翌朝、もうお腹なんて空かないんじゃないか?と心配になるくらいでしたが...
やっぱり不思議と人間、朝になると空腹になるものみたいです^^

ぐっすり眠れたけれど、まだ夢見ごこちなまま、1階の客間へ。
客間には、昔ながらの物がたくさんあふれていました。
「おばあちゃん家に来たみたい!」と言いながら、ひとつひとつに刻まれた時間の厚みもなんだか伝わって来て、安心感に包まれます。
今は畳が敷いてありますが、冬場はやぐらのコタツになるそうな。
畳って干せるし、外せるし、やっぱり便利なんですね^^



そして次々に、朝ごはんが運ばれて来ました。
一つ一つ、びっくりするくらい美味しくて...
「おばあちゃんの朝ごはんだよ〜」なんて言われましたが、いやいやもう、贅沢すぎて。。
私自身、最近は朝ご飯はパンだけ、という日もあります。
一人一人に合った食事が一番だと思いますが、きっと農作業をされている方、昔の人は朝しっかり食べて、それに見合った労働があって。
しっかり食べて、しっかり動いて、しっかり寝ていたんだろうな。
そんな暮らしをふっと想像しては、今の暮らしとの違いを感じながら。
それがイイとか悪いとかではなく、食事一つとっても、理に適ったものだったんだなぁ...と後から感じました。
朝採れ野菜の新鮮さ、ごま塩まで手作りで、お出汁も削り立てのかつをぶし。
ため息出るくらい美味しくて、縁側ではニワトリたちが鳴いているのを見ながら、これまた時代がトリップした感覚でした。

そして食後には、庵主自らが自家焙煎したオーガニック珈琲を、目の前で淹れてくれました。
「食事が美味しい所ってたくさんあるけれど、最後の珈琲までちゃんとこだわりたいんです」との言葉。
すごいなぁ...深煎りの珈琲も、身体に染みるように美味しかった。
無言になってしまうくらい。
ていねいで、手を抜かない何かに触れると、時が止まったように感じます。
それがまた、こころも身体も満たしてくれる。
今の時代には、そんな時間をふっと入れる呼吸がまた、大切なんだろうな。
贅沢でした。
そして途中でお庭のニワトリちゃんが卵を産んだらしく、キッチンタイマーみたいに鳴いてました!
産みたての卵も触らせてもらい...
ほんのりじんわりと、あったかい。
ご家族も、ニワトリの声に毎回反応しながら、様子を見ながら生活されている感じがまた、端から見ていてとても面白かったです^^

本当にあっという間な時間でしたが、手間暇かけられたヒト・モノ
・コトにたくさん触れることができた、贅沢なひとときでした。
それを支えることはきっと容易ではないし、そんなことをまた、身をもって日々の生活の中で実践することにこそ、価値があるんだな、とも感じました。
体験のようでいて、その循環型の生活リズムにちょっぴり、お邪魔させてもらっているような感覚でした。
たくさんのおもてなし、本当にありがとございました!
四季折々の体験をまた、させてもらえたらなと思います。
今度はもっと、胃袋を大きくして行かなきゃ...!笑
またどうぞ、よろしくお願いいたします^^
