そして、そのままコトホグ庵さんにお泊まりに行きました。
コトホグさんとは去年イベントで知り合い、それからは定期的に施術をさせてもらったり、手仕事や農作業などなどをお手伝いさせてもらったり...
とってもお世話になっています。
その頃から、「これから民宿をはじめるよ〜」とお話伺っていたので、今回ははじめて「宿泊客」としておじゃましました^^
1泊2日はもう、本当にあっという間。
そしてこの日は、ここ一番の暑い日でした。
こちらは農家民宿なので、「体験」がセットになっています。
農作業も体験に含まれていましたが、この日は暑すぎるのでりんごや野菜など、畑の見学がてらさっそく外を歩きました。
(1つ1つ、袋がけしているりんごたち。まさに袋入り娘^^)
コトホグさんは無農薬でりんごを栽培されています。
ご存じの方も多いと思いますが、青森の木村さんも無農薬りんごを栽培されていますよね。
でもやはり、元々日本の気候では自生することが難しい、りんごの木。
なんとか育てるためにたくさんの農薬や肥料、殺虫剤などを使用している現状があります。
だからこそ、無農薬でりんごを作るために、さまざまな工夫をされていて...
そんな一つ一つを伺いながら見学しました。
そしてそんな工夫の根っこには、りんごだけではなく人間にとっても大切な、「生きること」のコトワリがたくさん詰まっています。
植物と人間と、そんな共通するお話をあれこれを伺いながら、「生きること」「暮らすこと」「エネルギー」「微生物」「循環」...そんなキーワードが飛び交う、とても興味深い時間でした。
(ときおり風が抜ける、田んぼ。先のとがっている物は、マイナスイオンを発生するそうです。だから田んぼは気持ちいい!)
(これは...何かを見つけたのかな?笑)
かつては電気や火も、すべて自給自足な暮らしも体験されているコトホグさん。
リアルな体験の厚みが時間とともに重なり合い、
お話のすべてにその奥行きが潜んでいて、しびれて、感動してしまいます。
説得力って、そんな「リアル」なものから、来るんだと思います。
そして、「暑かったねー!」と言いながらお宿に戻ると、これまた畑採れきゅうりと自家製お味噌、冷たい飲み物のおもてなし。
夏野菜の良さって、こういう時に染みるよねー!と感動しつつ、その後は夕食用のお野菜を収穫しにまた、畑へと繰り出しました。
(新鮮なきゅうりは、トゲトゲしている!)
(食べていいよ〜と言われて、そのままパクリ!)
畑にはもう、色鮮やかでプリプリした野菜たちがたくさん!
なすにトマト、バジル、ズッキーニ、きゅうり、ピーマン、唐辛子。
枝豆にあずき、キャベツ...などなんでも!
そして奥の畑には、スイカ!!
獣よけのカゴの中に、かくれんぼ!!
「ここのつるが枯れてると、熟してるサインなんだよ」と途中でおばあちゃんが教えてくれました。
(なんとなく、力強くなった気分になったのでこのポーズ。笑)
それからはまた、近くの源泉へ。
こうして楽しいメンバーと、楽しい体験のあとに行くとまた、癒やし度合いもまた全然ちがいます。
空も綺麗でとても気持ちよく、そのまま寝てしまいたいくらいでした。
そして夕飯はBBQと聞いていたのですが、ガレージについてみると、ばっちりカウンターが用意されていました。
もうそのまんま、農家の居酒屋!
採れたてのお野菜や、お肉やお魚、ポテサラに自家製ひまわり油のサラダ、トマト・玉ねぎのホイル焼き、地粉ピザにおそうめんに...
もう自分の胃袋の大きさを呪うくらい、お腹いっぱいになりました。
すぐそばでは、愛犬ふくちゃんが小屋からこちらをのぞいており...
たまに茶々入れながら、夢のようなしあわせな時間があっという間に過ぎました。
この日は少し曇っていましたが、晴れていたらきっと、抜けるような星空なんだろうなぁ...
夏もいいし、冬もいい。
春や秋もきっとまた、いいんだろうな。
季節を味わう感覚は、大地や空気、食べ物、てしごと...
そんなことから直に、伝わってくる。
汗かいたり身体動かして、重さを感じて。
そんな当たり前の物事には「全体」が備わっている。
だから循環して、ムダがないんだろうな。
そんなゆたかさを感じながら、眠りにつきました。
つづく
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