さて、11月に入り目まぐるしい日々が続いております。
書き留めたいことがたくさんありますが、ひとつずつ文字にしていけたらなと思います^^
先週は、産後の出張施術に伺いました。
第1子の産後から、定期的に診させてもらっている方の元へ。
すくすく育つわんぱくボーイと共に、遊ばせてもらいつつ、お身体診させてもらいつつ。
子の成長とともに、母としての変化、家族としての変化。
そして第2子を妊娠されてからの、変化...etc.
つくづく思いますが、
自分よりも何倍ものスピードで細胞分裂・高速回転している生き物にふれていると、
本当、目の前のことをただこなしていかないと、到底追いつけないんだろうな...と感じます。
大変だけれど、それがまた希望のタネになっていく。
若さのパワー、と表してしまえばそれまでだけれど...
でも特に、ココロやカラダの土台をつくっている周産期や幼少期に関しては、
特別な時間やエネルギーが流れているんじゃないかな、感じます。
今回は、産後すぐの赤ちゃんも施術させていただきました。
赤ちゃんの施術は、日本ではあまりメジャーではないかもしれません。
「いのちの輝き」という名著に、妊娠中や出産時のトラウマについての記述があります。
カラダに関するさまざまな不調、その根っこがどこから来るのか?を紐解くように診ていくと...
そのときの影響であることが少なくありません。
ホロソフィー協会でも、「妊娠中や出産時に致し方なく赤ちゃんに起こる影響の総称」を「バースエフェクト」と呼んでいます。
もちろん誰にでもあることで、私もその影響が強く残っていると言われたことがあります。
病気にはならなくとも、なんとなくの不定愁訴。
人と同じように頑張ろうとしても、なかなか出来ない。
そんな生きづらさは、どんな方にも少なからずあるかもしれませんね。
ご家族を診させていただくとより感じることですが、
親が感じるそれらを、お子さんも同じように感じていることも多い気がしています。
身体が求めていることと、社会や周りとの「差」や「違い」。
「比較」からくる心苦しさも、誰しもが経験していると思います。
そんな中でいかに「バランス」を取っていくか。
わたしたちの身体は常に、そうした波のような「変化」の中でバランスを取っています。
一点に留まっている訳ではなく、
変化の中で「一定の振れ幅」に収まるよう、身体の恒常性(ホメオスタシス)は調整されています。
そして、それらを調整しているのが「神経」です。
よく、めちゃくちゃ元気な人が健康と思われたり、
おとなしく動きがない人が不健康と思われることがあるかと思いますが、
身体に関して言うと、この限りではありません。
元気すぎても身体には過活性ですし、交感神経が優位すぎる状態は、副交感神経へのスイッチがなかなか入らなかったり、極端だったりするからです。
やはりここでも大切なのは、
必要に応じて、スムーズに切り替えられる柔軟さやバランス加減なんだと思います。
話がやや反れましたが、
その調整が苦手な状態は往々にして硬膜の緊張が強いことが多いです。
(硬膜の説明はコチラの記事より)
妊娠中や出産時は、赤ちゃんもお母さんにも外傷のようにさまざまな衝撃が入りやすいとき。
普段は開かない骨盤がひらき、赤ちゃんが産まれてくる。
お母さんも赤ちゃんも、いのちがけです。
狭い産道を通ることで赤ちゃんの頭蓋や脊柱も圧迫されやすく、出てきてすぐ大声で泣くことで、そのショックをリリースしていると「いのちの輝き」にも書いてあります。
もちろんすべての赤ちゃんに施術が必要な訳ではないと思います。
必要に応じて、折を見ながら、施術させて頂いております。
小さな小さな、赤ちゃん。
でも、施術を通してこの手に伝わってくる感覚を思うと、
そこには緊張感があり、赤ちゃんはすべてを知っていて、身体で戻していく力もしっかり備わっていることを感じます。
わたしたち大人は、常に学ばせてもらう立場だな...と、
お母さんや子どもたち、赤ちゃんに触れるとより強く思います。
たいせつな、いのち。
施術のよろこびを噛みしめながら、帰路に就きました。
今回は、はじめての奈良でした。
文化は音や女性に集約される、と聞きますが、まさにそんな感じ!
空気から、音から、ひみつが隠されており... 澄んでいるけれど重厚な、そんな地場でした。
でも、一発で好きになりました!
比較的あたらしく開発されたエリアだそうですが、
さっそく素敵なマルシェもあり、おいしいお弁当もスイーツも頂きました。
当たり前に無農薬だったり、オーガニックだったりするのがまた、秀悦すぎます^^
今回は観光はできませんでしたが、気になる神社仏閣もまた訪れてみたいなと思います。
また奈良を楽しみに、そしてあっという間であろう「いのち」の成長を感じるために、伺おうと思います^^
長くなりましたが、読んでくださりありがとうございます。
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