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雲歩窯さんへ in 富士見町

GojiGoji sobockleさんのイベントで、素敵な陶芸作家さんに出会いました。


【雲歩窯 河野史尚 (こうの ふみひさ) さん】


こちらの"土偶箸置き"の存在を知り、「これは行かねば!」となり。 嬉々としてイベントへ伺いました。


すると当日は、なんと小川木具店の薫さんもいらっしゃり。

間伐材を使った木皮のカゴ編みの実演をされていました。


木を切るところから、完成まで。

一つ一つ手作業で、何か月もかけて作る作品は、数年待ち。

実演もさることながら、お話もとっても楽しくて! 施術に通ずるお話も多く、共感しつつ刺激もたくさんもらいつつ... あっという間のお時間でした^^(また別途Blogで綴ろうと思います)



(一つ一つ、丁寧につくられた作品たち。

ため息モノでした。 知恵のカタマリです...!)




そして雲歩窯さんの作品は箸置きだけでなく、

お茶碗に小皿に...どれもドンピシャできゅんと来てしまい、、 翌日には作家さんも来るとのことで、2日連続で買いに行き(笑)、

「工房にも遊びに行かせてください!」とお願いし、さっそくお邪魔させてもらいました^^



工房のある富士見町は、山梨と長野の県境の町。

原村や北杜市なども近いらしく、個人的にはなかなか気になっていたエリアです。


抜けるような青空に、道中からワクワクが止まりませんでした^^


ややスリリングな凸凹道の先にある、静かで清らかな林の中にありました。




そして、中はと言うと...


まるでひみつ基地のような、手作りのモノたちにあふれた素敵な空間でした。

見るたびに発見があって、「こんなモノもあるんですか!!」と次々質問が止まらなくなります。笑








表に出ていたものはごく一部で、

「こんなのありますか?」「この色のお皿は...」

などなど聞いていくと、ドラえもんのように(笑)奥から次々と。


結果、かなり時間を掛けて見繕わせてもらい、

迷いながらも、気に入った子たちをお持ち帰りしました^^


(イベント時に購入した子たち^^)


今回は友人姉妹と行ったのですが、富士見のおすすめのお店に連れて行ってくれました。

セレクトが素晴らしくて、まだまだ他にも時間が足りないくらいでした...!


十割そばに、サクサクの天ぷら...!)


onriさん。Artで素敵なcafeでした)


(おすすめの珈琲が素晴らしく美味しくて...!

感動が忘れられず、今度買いに行きます。笑)


(そして、ふんわり&がっつりのおむすびも! カフェでおむすび、最高の組合せです...!)



縄文の町、富士見町。

長野県は縄文遺跡も数々残っていて、1万年以上前から暮らしていた人の痕跡が発掘されています。


1万年...と想像もつかないくらい昔のことだけれど。

河野さんとのいろんなお話の中で、「土からつくる」ことの歴史の繰り返しの奥行きを、たくさん感じました。


当初のイベントでも、薫さんと「縄文時代から、こうして木の皮で編んだり、土を捏ねて土器をつくったり...ずっと繰り返されてきたって素敵なことだよね」とお話していました。


人生の中で、紆余曲折あり、国内外においてさまざまな経験を経て。

今もこうして、太古のリズムを繰り返している。


ふしぎだけれど、細胞や遺伝子、素粒子レベルに何かが組み込まれているのかもしれないなぁ。



正直、最初は「木の器がいいなぁ~」と思っていました。

でも「陶器」をさわっているうちに、よりビビッドに「ヒトの手の動き・形・ぬくもり」を感じるようになり...


そんなあたたかみを、まいにち触れていたいな、と思うようになりました。



とあるチャイのお店に行ったとき、

「現地の人は一度使った食器は”穢れる”と考えていて、チャイを飲んだ後は地面に打ちつけて割るんだって!そしてまた、土を捏ねて作り直すの」

と教えてもらいました。


衝撃的だったけれど...

「あ、そうか。土に還るのか!」と後から妙に納得したのを覚えています。


もちろん木のすばらしさもあるけれど。

土のてざわり、釉薬のあじわい、色味の変化...

今はそんな”妙味”を感じながら生活してみたいな、と思っています。


そして何より、ひょんな流れで自分がきゅん!と来る素敵なヒト・モノ・コトに出会えたということが、日々をより鮮やかにしてくれるような気がしています^^


また工房に遊びに行きたいな。

きゃーきゃー騒ぎつつ、じっくり選ぶわたしたちを、河野さんはやさしく見守るように、つかず離れずでおもてなしして下さいました。

長い時間、ありがとうございました^^


(焙煎機まで、手作り...! 珈琲もとってもおいしかったです^^)


また徒然なるままに、綴っていきます。

読んでくださり、ありがとうございました。








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