シーズンスタッフとしてお世話になっていた、ときわ農園さん。
有機栽培のお米とトマトをメインで作られていますが、農繁期も終わり、今年最期のまかない時間でした。
農繁期は人手がいくらあっても足りないくらいですが、それを過ぎると後片付けや来年の準備など...
夏の間に手が回らなかった部分も含めると、冬の間にやることもたくさん。
と考えると、やはりあっという間の一年みたいです。
私も今まで、飲食や接客、物販、事務方などいくつかのお仕事を経験しましたが、
対「生き物」のお仕事ははじめてでした。
種まきからはじまる植物たちは、「時間」とともに環境条件に合わせてどんどん成長していきます。
それらに対して、人間もいわゆる会社などの「組織」を通して時間に対する対価をいただくと思いますが、
やはり農業となると、その感覚や概念が覆されます。
もちろん、どちらが良い or 悪い ではないけれど、そもそものシステム自体が大きく異なること、
そういう「食べ物」から私たちのカラダは出来ているんだ、とう当たり前のことを感じました。
時間に対して、一分一秒と平等に対価を...と考えることが仕事だと思っていたし、それも真実ではあるけれど。
旬の食べ物があるように、その中にも波のように濃淡があるものなんだ、と感じました。
それはきっと、バイオリズムを持つ私たち人間も同じ仕組みなんだと思います。
言葉にすると難しいけれど... そんなことをしみじみと感じられた時間でした^^
さて、11月前半まかないのテーマは「和食」。
夏の間は、スリランカやポルトガル、サンドイッチなど洋モノが続いていたので、久しぶりの「和」でした。
「和」といえば、あんこかな?!ということで小豆をコトコト煮込み、どらやきを作りました。
まさに、和風パンケーキ。
大人数で生地の配分を間違え、焦りながら焼き...
理想の仕上がりには程遠かったですが、、
でもとっても楽しくつくることができました^^
(浅間山を背景に。
UFOみたい?!で可愛かったです^^)
おこわには、ときわ農園のもち米を。
珍しい品種のものらしく、もち米の食感がありながらも重すぎず、甘いのでとても食べやすかったです。
おかわり続出で、多めに炊いたご飯は真っ先に完食!
そして、後半のテーマは中華。
まかない担当のさつきさんが中華好きなのもあり、とても豪華な献立でした^^
(漢字が読めずに断念。笑)
中華と言えば、やはり杏仁豆腐!
盛り付けにてんやわんやで、写真を撮り忘れました。笑
調べてみると、「杏仁霜」というパウダーを使うことが多いそうです。
もっと言うと、あんずの実から種を取り出し、更にその固い殻の中に「杏仁(核)」があり、それを粉砕にしたものに、コーンスターチやお砂糖などを加えたものが杏仁霜だそう。
こうして考えるととても栄養価の高い物であり、貴重な薬にもなるものだと気づきました。
手作りしたら、ものすごい香りなんだろうな..!
種からはオイルも取れたりと、まさに様々なパワーが秘められていますね^^
手作りの杏仁豆腐もはじめてでしたが、控えめな香りが後からじわじわ香ってくるようで、とても美味しくてびっくりしました!
元々そんなに好きなものではなかったのですが、これならたまにのデザートに作りたいな、と思うくらいでした^^
こうしてあっという間に時が過ぎ、冬シーズンまっさかり。
長野は寒いな、、とつくづく思いますが、冬の手仕事や旬のものを味わいながら、
今年もあと少し、身体第一で過ごしていきたいと思います。
長くなりましたが、読んで頂きありがとうございます^^